中期経営計画は非公表

プレミアグループは中古車販売のガリバーインターナショナルの孫会社として、2007年にジー・ワンクレジットサービスとして誕生した。2010年7月にガリバーインターナショナルがクレジット事業から撤退する際に、SBIホールディングスが買収。同年10月に社名をSBIクレジットに変更した。

その後2013年3月に丸紅系のアイ・シグマ・キャピタルが親会社となり、同年7月にプレミアフィナンシャルサービスに社名を変更。さらに2015年にはあおぞら銀行、兼松、エスネットワークスが出資するファンドが親会社となり、社名をプレミアグループに変更した。

ファンドがプレミアグループ株式の90%を保有し、残りの10%をプレミアグループの柴田洋一社長をはじめとする社内の株主が所有する体制となり、2017年12月に東京証券取引所市場第二部に上場した際に、ファンドは持分をすべて売却。現在に至っている。

「今後業績数字が大きく変わる」というプレミアグループの柴田洋一社長

柴田社長は信販会社勤務の経験を持っており、2007年のジー・ワンクレジットサービス設立時から、同社社長としてオートローン事業にかかわってきた。

プレミアグループは中期経営計画を公表していない。柴田社長によると「事業領域が大きく変わっている時期なので、公表しても数字が大きく変わる可能性があるため」という。

「カーライフをトータルでサポートする」と柴田社長は今後の方向性を明快に語る。こうした挑戦が実を結んだ暁には、新業態にふさわしい事業の名称が必要になる。どんな呼称となるのか。数年後が楽しみだ。

プレミアグループの沿革とM&A

年月内容
2007年7月 ジー・ワンクレジットサービス設立
2010年7月 SBIホールディングスがガリバーからジー・ワンクレジットサービスを買収
2010年10月 ジー・ワンクレジットサービスの社名をSBIクレジットに変更
2013年3月 アイシグマファンドがSBIクレジットからジー・ワンクレジットサービスを買収
2013年7月 SBIクレジットの社名をプレミアファイナンシャルサービス(PFS)へ変更
2015年5月 AZS1号がアイシグマファンドからプレミアファイナンシャルサービスの株式の90%を取得
2015年7月 プレミアファイナンシャルサービスの親会社名をプレミアグループに変更
2016年3月 和田自動車板金の資産を譲り受け板金整備工場を開設、板金整備事業に参入
2016年5月 タイのEastern Commercial Leasing p.l.cをグループ会社化
2016年9月 和田自動車板金の資産を譲り受け、2カ所目の板金整備工場を開設
2017年12月東京証券取引所市場第二部に上場


文:M&A Online編集部