本来M&Aは、自社の経営戦略を実現する上での手段であり、その実現のためには、買収後に被買収企業と摩擦や痛みが生じるものである。それが“コラボレーション”に甘んじてしまうと、結局、短期的かつ表面的な効果しか出ず、本来のM&Aの目的が達成されなくなってしまう。これは大問題だ。
そこで、「シナジー」を「M&Aで狙う主要効果」と「M&Aの副次的効果」に区別して呼ぶことをおすすめしたい。簡単に言えば、「メインシナジー」と「サブシナジー」だ...
M&Aや国際取引に関して国税当局から巨額の申告漏れを指摘(否認事案)されるケースが増えている。企業はどのうに対処すればよいのか。森・濱田松本法律事務所の小山浩弁護士に対策を聞いた。