【日本M&A史】「三大紡績」の成立 世界最初の後発国工業化の担い手(2)

※この記事は公開から1年以上経っています。
alt
鹿児島紡績所技師館(異人館)

「三大紡績」の成立

 日本の近代化、工業化、経済発展の歴史は、M&Aの歴史でもあった。このコーナーでは、1年間にわたって、月1回のペースで、日本経営史全体に大きなインパクトを与えた企業合併や企業買収を振り返ってゆく。第2回で取り上げるのは、「三大紡績」(鐘淵紡績・東洋紡績・大日本紡績)の成立(〜1918)である。

産業革命は綿工業から

 人類最初の産業革命が18世紀半ばに始まったイギリスの場合がそうであったように、多くの国においても、産業革命は綿工業を舞台にスタートする...

この記事は会員専用です。
無料会員に登録して、今すぐ続きをチェックしよう!
会員登録をする(無料)

アクセスランキング

【総合】よく読まれている記事ベスト5