最も注目されているのが、最先端の医療分野だ。最新の研究で、免疫力を向上してがん細胞を消滅させる最先端の「がん免疫療法」の成功率に腸内細菌が深く関わっていることが分かった。がん免疫治療薬は薬が効いて3年間生存できれば、5年、10年と再発せずにいられる可能性が高い。しかし、がん免疫治療薬の効果がある患者は2割前後に留まっており、この割合を上げるために腸内微生物のゲノム分析が注目されている...
ベンチャーエンタープライズセンター(VEC、東京都千代田区)がまとめた2022年上期(1~6月)のベンチャーキャピタル(VC)による国内向け投資額は前年同期比44.8%増の1507億円で、上期として2013年に現行方式で調査開始以来の最高となった。3割近く落ち込んだ「コロナ禍」初年の2020年上期と比べると、投資額はほぼ倍の水準にある。また、投資件数も878件と前年同期より38%(242件)増えた。
HIEN Aero Technologies(東京都小金井市)は、法政大学発の有人ドローンベンチャー。いわゆる「空飛ぶクルマ」の開発に取り組んでいる。正式には電動垂直離着陸機と呼ばれる超小型航空機で、世界中で開発合戦が繰り広げられている。
サグリは岐阜大学発のハイテク農業支援ベンチャー。人工衛星やドローンの撮影データを利用した調査技術が高く評価されている。同社CTOを兼務する田中貴同大応用生物科学部助教のリモートセンシングでの豊富な経験をベースとし、2018年6月に創業した。