同社が開発を進めている「WarpHub InterSat」は地上400~1000kmの低軌道を周回する小型の人工衛星が、それより高い中軌道を回る中継衛星3基を介して地上局と通信する仕組み。このリレー技術を応用し、月探査ロケットとJAXAを高速大容量の光通信で結び、より精密な観測や分析が可能になる。
すでに通信衛星は地球の低軌道上を多数周回しているが、海や砂漠などに通信を中継する地上基地局がないため地上との通信頻度が低く、地球観測データにタイムラグが生じ、リアルタイム観測に問題がある...
京都フュージョニアリング(京都府宇治市)は2019年10月に創業した京大発の新エネルギーベンチャー。「究極のエネルギー」とされる核融合発電の実現に向け、研究開発を進めている。核融合で出る中性子からエネルギーを回収するブランケットを開発中だ。
トウキョウアーチザンインテリジェンス(横浜市)は東京工業大学発の人工知能(AI)ベンチャー。社長を兼務する同大学の中原啓貴准教授が開発した新しいコンピューテーション(計算)技術の創出とAI技術の社会実装を目指し、2020年3月に設立した。
リージョナルフィッシュは京大発のバイオ水産ベンチャー。創業者の1人で同社最高技術責任者(CTO)の木下政人京大院農学研究科准教授と近畿大学水産研究所の家戸敬太郎教授らによる共同研究で開発したゲノム編集技術をもとに、2019年4月に設立した。
イノカ(東京都港区)は、東京大学発の人工知能(AI)・モノのインターネット(IoT)ベンチャー。創業者の高倉葉太最高経営責任者(CEO)が同大工学部を経て同大学院学際情報学府を修了後、2019年4月に「環境移送企業」として立ち上げた。