PuREC(ピュレック、島根県出雲市)は、島根大学発の再生医療ベンチャー。同大の松崎有未教授が取り組む人間の骨髄由来の間葉系幹細胞を利用した再生医療の実用化を目指している。山陰合同銀行などが設立した産学連携ファンドから出資を受け、16年に元島根大学長の小林祥泰名誉教授を社長に迎えて設立した。
同社が研究する間葉系幹細胞は中胚葉性組織(間葉)に由来する体性幹細胞で、骨や血管、心筋といった間葉系に属する細胞への分化能をもつ...
セルジェンテックは千葉大学発の遺伝子治療・再生医療の医薬品開発ベンチャー。2003年10月、後に千葉大の学長となる同大の齋藤康教授が取り組んだ遺伝子治療用脂肪細胞の研究をベースに事業化した。同社が開発を進めているのは遺伝子導入細胞医薬品だ。
イノフィスは、重作業での腰などへの負担を軽減させる装着型ロボットの開発を手がける東京理科大学発ベンチャー。2020年9月に今後の活躍が期待される大学発ベンチャーを表彰する「大学発ベンチャー表彰2020」で、経済産業大臣賞を受賞した注目株だ。
Sportipは整体師・トレーナー向けAI解析アプリを手がける筑波大学発のスタートアップ。2018年9月に設立、同大学との産学連携で生まれた高度な姿勢推定技術を応用し、個人に最適化された整体やフィットネスなどの指導が受けられる世界を目指す。
新型コロナウイルス感染の拡大が新規上場(IPO)に深刻な打撃を与えている。株価暴落に伴い公開価格を下回るケースが続出。2020年3月には実に26銘柄の新規上場が予定されていただけに、この月に暴落が起こったのはIPO市場にとって大きな痛手だ。