缶詰記念館に見る清水「缶詰産業」の源流|産業遺産のM&A
清水港湾博物館(フェルケール博物館)の裏手にひっそりと建つ「缶詰記念館」。清水の缶詰産業の源流であるとともに、SSKブランドで知られる清水食品の源流でもある。
菱田秀則
| 2023/6/16
2023.06.16
当時の国鉄はホテル事業を営むことはできず、日本交通公社からの申し出は叶わぬこととなった。奈良ホテルとしてはその事業の譲渡先を探すことになる。そこに乗り出したのが現在の京都ホテルグループの流れを汲む都ホテルだった。1956年3月、奈良ホテルの運営を都ホテルが引き継ぐことになった。
都ホテルによる営業は、1983年1月まで続いた。奈良ホテルとしても、ただ伝統・格式の上にあぐらをかいていたわけではなかった。建物や調度品などの老朽化は進んでいたが、営業の挽回策として新館の設立や宴会場の増設などを目論んだ...
清水港湾博物館(フェルケール博物館)の裏手にひっそりと建つ「缶詰記念館」。清水の缶詰産業の源流であるとともに、SSKブランドで知られる清水食品の源流でもある。
通天閣は第二次大戦前までの初代と戦後再建された2代目、合わせて100余年にわたり大阪のまちのシンボルとして建つ。その間、3 度にわたり所有者が変わってきた。