【総括】国内で買収の必要性薄く、海外M&Aに期待

 森永製菓自身はそこまでM&Aによる買収に積極的に取り組んでいる会社とは言えない。しかし「アントステラ」のような、誰が見てもシナジーを生み出すことが想定できる堅実な取り組みをしていると評価できる。

 同業の江崎グリコ<2206>もあまり積極的な買収には取り組んでおらず、総じてみると菓子メーカー業界として取り組む必然性が薄い可能性も示唆できる。森永製菓はむしろ、不採算部門について積極的に切り出しを行っており、健全な財務体質を維持すべく努力をしている。

 近年の動きを見ると、海外拠点を構えたりしており、目線が海外へと向いている。海外ブランドのライセンス取得や生産拠点の取得などの買収はあり得るだろう。期待を込めて今後のM&A動向を見守りたい。

この記事は、企業の有価証券報告書などの開示資料、また新聞報道を基に、専門家の見解によってまとめたものです。

文:M&A Online編集部