【最終回まとめ】企業価値のアプローチと評価手法(11)
これまで計10回にわたり、様々な企業価値の評価手法について数値例を用いて解説してきた。最終回の本稿では、それぞれの評価法についておさらいする。
細田 聖子
| 2018/9/26
2018.09.26
言い換えれば、会社(ケーキ)は誰のものか、という問題は、「ホールケーキにどうやってナイフを入れてこの3者に配るか」ということを意味します。実際には、従業員や取引先など、営業活動上のステークホルダーも重要な役割を担うことはいうまでもありません。しかし、ファイナンスの理論上はこの3者が会社の価値の分配を受けることになります。
このうち、「A:国家」の取り分は、「税法」に基づき粛々と決められます...
これまで計10回にわたり、様々な企業価値の評価手法について数値例を用いて解説してきた。最終回の本稿では、それぞれの評価法についておさらいする。
連載6回目の今回は、企業の資本構成が大きく変化する場合や税率の変更が予想される場合に用いられる「調整現在価値法」について紹介する。
成熟企業や衰退基調にある企業を評価する際などによく使われる「純資産価額法」について解説します。