【滋賀銀行】京都・大阪への積年の攻勢|ご当地銀行のM&A
第二次大戦期、早い時期に県内唯一の本店銀行となった滋賀銀行。県内では圧倒的なシェアを誇るが、京都・大阪など近県大都市の開拓は、厳しい状況が続いている。
M&A Online
| 2022/2/21
2022.02.21
岐阜市に本店を構える十六銀行は、その行名が示すとおり明治初期の1877年に創立した国立第十六銀行を源流とする。いわゆる国立ナンバーバンクの1つだが、日本最古のナンバーバンクであった新潟県の第四銀行が2021年に北越銀行と合併し、第四北越銀行となった。そのため十六銀行は、ナンバーを名称としてそのまま冠する銀行として、日本最古の銀行となった。
国立第十六銀行は、20年後の1896年に国立の名を外して私立銀行の十六銀行となり、今日に至る。特に第二次大戦前までに数多くのM&Aを実施してきた(下表)...
第二次大戦期、早い時期に県内唯一の本店銀行となった滋賀銀行。県内では圧倒的なシェアを誇るが、京都・大阪など近県大都市の開拓は、厳しい状況が続いている。
長野県のトップバンク八十二銀行<8359>は、2つの国立銀行の合併により誕生した。地域によって独立色の強い長野県にあって、地元を深耕するとともに、県外や海外にも積極的に拠点を展開してきた。