実はディスプレーメーカーとしてのJDIには、ほとんど魅力がない。つまりM&Aの価値としてはほぼ「0」である。スマートフォン向けのディスプレーでは有機ELがすでに主流になっており、2020年以降にはJDIが量産する従来型液晶は新興国向けの低価格スマホ向けに売れるぐらいだろう。そうなればコスト勝負なので、大規模な生産工場を持つ企業が有利。iPhoneなどの高価格スマホ向けディスプレーを主力とするJDIでは、規模が小さすぎるのだ...
ワタミのM&A戦略に変化が現れてきた。この3年間で4件の子会社売却を実施したワタミが、2019年2月18日に飲食店事業の香港合弁会社を完全子会社化する。