おそらく、これらは「氷山の一角」だろう。政治家は論外として、旅行会社や宿泊業、飲食業などではコロナ禍の業績低迷から、やむにやまれず補助金や助成金を不正受給したケースも少なくないはずだ。
こうした場合は本来なら融資を受けるべきで、国の後押しもあって運転資金の融資は受けやすい状況になっている。だが、融資は融資、いつかは返済しなくてはならない。しかし、コロナ禍の出口は見えず、経営難の企業が返済義務のない補助金や助成金を頼ろうとするのも無理からぬことだ...
またも医薬品卸に談合疑惑が浮上した。公正取引委員会は国立病院機構の医薬品入札で談合があったとして九州の医薬品卸6社の立ち入り検査を始めた。昨年12月には別の医薬品卸3社が入札談合容疑で刑事告発されている。なぜ医薬品卸による談合が相次ぐのか?
4月23日に積水ハウスが株主総会を開催し株主提案に注目が集まりました。きっかけは同社が地面師事件に巻き込まれ、55.5億円の損失を計上したことでした。不正な取引を防止するための内部統制がなかったわけではありませんが、機能しませんでした。
カルロス・ゴーン前日産自動車会長が12月末に日本を密出国し、レバノンへ逃亡した。問題はなぜゴーン前会長が「逃げた」か、である。実はゴーン前会長の裁判は検察側が不利とみられていた。なのになぜ、公判開始前のタイミングで逃げたのか。
シックスパッドのMTGが第三者委員会の指摘を受けて、2018年9月期の決算を大幅に修正しました。訂正後の売上高は583億円。前のものと比べて21億円もの減少となりました。不正に手を染めた理由は目標達成意欲の高さからくるものでした。