相次ぐ巨大病院相手の「談合」事件、医薬品卸だけが悪いのか?

※この記事は公開から1年以上経っています。
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値下げ圧力と進まぬコストダウンで医薬品卸は談合に追い込まれた?(写真はイメージ)

またも医薬品卸に談合疑惑が浮上した。公正取引委員会は2021年11月19日、独立行政法人国立病院機構の医薬品入札で談合があったとして九州の医薬品卸6社の立ち入り検査を始めた。昨年12月に別の医薬品卸3社が入札談合の容疑で公取委に刑事告発されている。なぜ、こうも医薬品卸による談合が相次ぐのか?

卸への「過酷な要求」が業界再編を推進し、談合を招いた

国立病院機構は一括発注による「スケールメリット」があるとして医薬品の入札で値下げ圧力をかける...

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