池澤 そもそも荒井社長は、なぜM&Aで起業しようと思われたのですか。
荒井 小学校の卒業文集に「社長になる」と書いたくらいです。ただ学生だった30年前は、学生起業をする人はほとんどいませんし、いきなり起業する自信もなかったので、起業前に何か仕事をしなければと思って選んだのが会計士でした。私が担当するクライアントの一つにM&Aを積極的に取り入れている会社がありました...
セルジェンテックは千葉大学発の遺伝子治療・再生医療の医薬品開発ベンチャー。2003年10月、後に千葉大の学長となる同大の齋藤康教授が取り組んだ遺伝子治療用脂肪細胞の研究をベースに事業化した。同社が開発を進めているのは遺伝子導入細胞医薬品だ。
サイキンソーは「細菌叢で人々を健康に」をスローガンに、細菌叢DNA検査データを元にした健康支援サービスを手がける大阪大学発ベンチャー。2020年9月には「大学発ベンチャー表彰2020」で文部科学大臣賞を受賞した。多くの企業とも協業が進む。
オプティアム・バイオテクノロジーズは、2020年6月30日に創業したばかりの愛媛大学発のバイオ医療ベンチャー。同大学発のベンチャーとしては、初めて医学部に拠点を置く。免疫治療効果の高い抗体を利用し、難治性がんの治療薬開発に取り組む。