経営再建中の東芝や品質不正問題に揺れる神戸製鋼所の関連案件も含まれている。セコムは東芝の警備子会社、東芝セキュリティ(川崎市)の株式80%を26億円で取得し、傘下に収める。東芝セキュリティは東芝グループ各社の工場やオフィスを中心に施設警備や受付業務などを手がけている。東芝はパソコン子会社をシャープに40億円で譲渡する。シャープは2010年にパソコン事業から撤退したが、再参入することになる。
東京センチュリーは神鋼不動産(神戸市)の株式70%を697億円で取得する...
2017年もあとわずか。今年発表された高額案件のIN-OUT型M&Aをまとめてみた。面白いほど企業の戦略が透けて見える。