東京証券取引所の「適時開示」ベースで、2018年4月の買収案件(経営権の異動を伴う子会社化・事業取得。ただし、グループ内再編は除く)は前月を4件下回る45件だった。なかでも日本企業による海外企業の買収が12件と活発で、全体の4分の1を占めた。M&Aを経営戦略の軸に据える日本電産は米国の冷蔵庫用コンプレッサーメーカー、エンブラコを約1175億円で買収することを発表したが、これは同社として過去2番目の大型案件となる...
2017年もあとわずか。今年発表された高額案件のIN-OUT型M&Aをまとめてみた。面白いほど企業の戦略が透けて見える。
電器・電子機器やそれらを動かすソフトウェアといったカーエレクトロニクス(カーエレ)分野でも主導権を争うM&Aが活発化しており、目を離せそうにない。