東京証券取引所の「適時開示」ベースで、2018年5月の買収案件(経営権の異動を伴う子会社化・事業取得。ただし、グループ内再編は除く)は前月を19件上回る64件だった。100億円超の大型案件は7件あり、このうち海外M&Aが5件を占めた。
武田薬品工業がアイルランドの製薬大手、シャイアーの全株式を取得することで合意した案件は買収金額が6兆8000億円(約460億ポンド)にのぼり、実現すれば、日本企業による過去最大のM&Aとなる...
日本政策金融公庫論集の第39号に、山本聡東京経済大学経営学部準教授の論文「中小製造業のM&Aと事業成長における企業家的情熱、使命感、やり抜く力」を掲載。企業家的情熱や使命感、やり抜く力などを中小製造業のM&Aに適用し解釈した。
M&A関連の企業発表が2018年も1月早々から連日続いている。このうち経営権の取得を伴う買収・子会社化の案件は東証の「適時開示」ベースで44件(M&A Online編集部集計)。6000億円超の大型M&Aや、買収資金の一部に仮想通貨を充てるレアなケースもあった。
調剤薬局業界は市場形成からまだ歴史は浅いものの、国内でも希有な市場拡大が続いている業界として知られる。最近は調剤を行うドラッグストアが増えており、競争が激化している。業界最大手であるアインファーマシーズですら業界シェアはわずか数%だ。