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Defending JAPANでみる 日本の「軍事的な脅威」

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最大のリスクは周辺国ではなく「日米同盟の行方」

第4話では日本が持たない戦略兵器の航空母艦「ロナルド・レーガン」を取り上げ、中国海軍の海洋進出や北朝鮮軍のミサイル攻撃、ロシア軍による極東での軍事力拡大に、米空母の航空機動力で対抗している現状を解説する。ここでも自衛隊との共同作戦の重要性が明らかにされる。ロナルド・レーガンには海上自衛隊の艦隊司令が乗り込み、共同作戦について綿密な打ち合わせを繰り返す。

アマゾン プライム・ビデオで公開中の4話を通じて、米軍と自衛隊の連携こそが日本防衛の要であることが強調される。海上自衛隊の元幹部は「海上自衛隊だけでも侵略攻撃の第1波と第2波までは食い止められるが、第3波となると難しい」と話す。一方、米軍の指揮官たちも自衛隊の支援がなければ中国やロシアの軍事力に対抗するのは難しいと率直に語る。

この番組から得られる結論は、日本防衛の最大のリスクは中国やロシア、北朝鮮の軍事力ではなく「日米同盟の行方」ということだ。番組では日米同盟の重要性については説明を尽くしているが、その行方については言及されていない。米国の経済成長が止まり、西太平洋への軍事的な影響力行使に関心を失ったらどうなるのか。

たとえば東太平洋を米国が、西太平洋を中国が支配するという新たな「世界分割」で両国が合意した場合に、日本にはどのような選択肢が残されるのか。そこは次回以降で提示されるのか、それとも視聴者が考えなくてはならないのか。今後も楽しみなシリーズだ。

文:M&A Online編集部

アマゾンプライムビデオで視聴可能。Defending JAPAN(字幕版)はこちら

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