2017年11月には、ゴーン会長兼CEO(当時)がルノーと日産との経営統合問題で妥協したのを受けてルノー株を売却し、持株比率を20%から現在の15%に引き下げた前例がある。つまり、「意向に従順」であれば、仏政府はルノーの筆頭株主であることにこだわらないということだ。報道されているような「完全売却」は考えにくいが、ルノー株売却で持株比率を引き下げる可能性は、むしろ「高い」といえるだろう。
仏政府のルノーへの経営関与は、フランス国内でも市場原理に従った効率的な経営のリスクとみられている...
米電気自動車大手のテスラがバッテリー技術会社の米マックスウェル・テクノロジーズを約2億1800万ドル(約240億円)で買収する。今回の買収劇で最重要部品である蓄電池の増産に弾みをつけ、EVの生産拡大を図ると伝えられているが、本当にそうか?
「磯丸水産」を展開するSFPホールディングスがM&Aによって業容拡大を目指す戦略に舵を切った。同社は熊本県の居酒屋「前川水軍」を展開するジョー・スマイルを子会社化。今後日本だけでなく海外でも同様の手法で店舗網を広げていく。
ブリヂストンは22日、オランダ企業買収に関する「東証適時開示」に3カ所の訂正があったと発表した。買収金額の単位、代表者の役職名、問い合わせ先の広報部長名に誤りがあった。1000億円超の大型M&Aながら、ケアレスミスが3カ所見つかるのは異例。
ウエディングドレスのクラウディアが、大阪の老舗写真館・内田写真を5億7400万円で買収しました。内田写真は明治4年創業で、帝国ホテルをはじめとした一流結婚式場と提携しています。その太いパイプは、クラウディアを起死回生へと導くでしょうか?