前回のコラムまでは、イベリア半島を舞台とし、キリスト教国家・スペインの中で人生を翻弄されたユダヤ教徒の人々の足跡を追ってきた。そして1492年、すべての財産をキリスト教徒に略奪され、スペインから追放されたユダヤ教徒の一部は16世紀以降オランダに集結。近代の幕開けに立ち会っていくことになる。
オランダは、1602年に世界初の株式会社「オランダ東インド会社」を立ち上げた。一方、イギリスが東インド会社を立ち上げたのが1600年だ。オランダ東インド会社はイギリスより2年遅れたにも関わらず、「世界初の株式会社」の称号を得た...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。