オランダの経済都市圏は各々が投資集団を設立し植民地ビジネスを活発化。諸州投資集団間での競争が激化すると、オランダの香辛料価格は暴落。共倒れとなるリスクが顕在化していく。そこに衝撃の情報が飛び込んでくる。英国が東インド会社を設立したのである。
1492年にスペイン王国から追放されたユダヤ教徒たちは欧州やイスラム圏に散っていった。その後、オランダで新興宗教プロテスタントを信じる人々が、スペインからの独立という挑戦を試みる。そこに宗教と商業の寛容を求めるユダヤ教徒たちが集まってくる。
イベリア半島を舞台とし、スペインキリスト教国家の中で人生を翻弄されたユダヤ教徒の人々の足跡を追ってきた本コラム。1492年、ついにスペインを追放されたユダヤ教徒の一部は16世紀以降オランダに集結。近代の「幕開け」に立ち会っていくことになる。
「金(ゴールド)」の発見という初期ビジネスモデル仮説が頓挫した中、トーマス・スマイスをはじめとするヴァージニア会社の投資家と経営者はどうしたのか。現代のスタートアップ用語でいうならば、どうハードピボット(事業転換)したのか。その行方を追う。
米国経済の本質的根幹をなすのは起業家精神ではないか。少なくとも米国人は本音ではそう思っているのではないか。さもなくばデュアルクラスのような仕組みを制度として市場が許容することの説明がつかない。では、こうした起業家精神の源流は一体なんなのか。
イギリス映画「ディーラーズ」は、大損失を出したディーラーが自殺した銀行を舞台に描かれる金融業界の過酷さと人間模様を描くビジネスドラマ。トム・クルーズ主演「卒業白書」でトムのパートナーを演じたレベッカ・デモーネイが美人ディーラーを演じる。
EUとの間で合意した離脱案が、1月15日に大差で英議会から否決されたテリーザ・メアリー・メイ英首相。3月29日のEU離脱を控え、影響が及び始めている国民生活の現状、及び、いまだ不透明な先行きについて英国メディアはどう報じているか整理した。
2016年6月23日、 イギリスは欧州連合(EU)からの離脱を問う国民投票を実施する。EUからの離脱が選択され た場合、2018年6月までに「リスボン条約(欧州連合条約および欧州共同体設立条約を修正するリスボン条約)」の適用は停止されることになる。EUに加 盟していたことに伴う、経済的なメリットを失うことになり、イギリスのみならず世界経済に大きな影響を与える可能性が指摘されている。今回は、日系企業のイギリスへの進出状況を調査した。