前回のコラムでは、原始キリスト教の宣教のため欧州に渡ったイエスの使徒たちと、離散して欧州に渡ったユダヤ教徒たちの、それぞれの足跡を辿(たど)った。
では、スペインにやってきたユダヤ教徒たちは、どのようにして経済的に自立し、定住していったのか。そして、どのような経緯で金融の発展に関わっていくことになるのか。今回から本題となるユダヤ教徒と企業金融(コーポレートファイナンス)の歴史について触れていきたい。
ここで最初に明確にしておきたいことがある...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。