前回のコラムでは、コロンブスの処女航海における資金調達額が200万マラベディ(推計価値約10億円)だったことを紹介した。そしてコロンブスは3人の投資家から、筆者が「メザニン投資(*1)」と推察する25万マラベティを引き出した。
そして残りは、大物宮廷ユダヤ人のルイス・デ・サンタンゲルが工面した。彼は市民警察組織のプール資金である「特別会計埋蔵金」から140万マラベディをひねり出し、残る35万マラベディは自分のポケットマネーから出したと伝わる...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。