両者は共にアブラハムを始祖とする一神教であり、人々は神との契約によってガバナンス(統治)されると信じる点で共通している。ユダヤ教徒にとってそれは律法(タナハ)であり、イスラム教徒にとってはイスラム法(シャリーア)だ。
メシア信仰(神との契約を遵守した対価として、いつか救世主が現れ人々を救うという信仰)における両者の態度は微妙に異なるが、「ナザレのイエスはキリスト(救世主=メシア)ではない」という立場では一致している。一神教の構造的に両者は非常に類似しているのだ...
コロンブスの航海について最後に触れておくべきは、やはり日本のことだろう。コロンブスは日本を発見しなかったし、想像したほどの黄金が無いことはすぐ分かった。が、西洋はある意味黄金よりも興味深いものを発見することになる。それは「日本人」だ。
今、再び大きな歴史の転換点とも言える出来事が起きている。今回はロシアによるウクライナ侵略戦争について言及する。ウクライナが位置する東欧は、このコラムの主題のひとつである反ユダヤ主義やユダヤ陰謀論の歴史舞台の一つの核ともいえる場所だからだ。
キリスト教徒はユダヤ教徒によりイスラエルを追われ、世界帝国の首都ローマでの布教を始める。弾圧を受けながらもローマの国教となったキリスト教。一方、ユダヤ教徒もローマとの紛争に破れ、ローマ帝国の地方都市に渡り新たなコミュニティーを形成していく。
1株に多数の議決権を付与する「デュアルクラス」は、アメリカ西海岸、シリコンバレー流の反逆精神、カウンターカルチャー精神の表れであり、オトナの経営者が眉を顰めるだけのキワモノなのだろうか。実はこの制度を使えば敵対的買収も回避できるのだ。