前回のコラムでは、世界史の歴史的な転換をもたらした、イベリア半島における1492年の三つの出来事を取り上げた。一つはレコンキスタの完了。そして一つはユダヤ教徒の追放。もう一つがコロンブスの西廻り航路による初航海だ。今回のコラムでは、このコロンブスの航海について歴史に大きな影響を与えたスタートアップファイナンスとしての側面に着目して掘り下げてみたいと考えていた。しかし今、再び大きな歴史の転換点とも言える出来事が現在進行形で起きている。言うまでもなくロシアによるウクライナ侵略だ...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。