新型コロナウイルスの猛威が世界を覆っている。このウイルスの影響は、すでに多くで語られている通り、私たちの経済社会そのものを根底から変えてしまう可能性がある。
今、世界は新型コロナウイルスの封じ込めと経済の再開という、究極の二律背反を乗り越えるために最大限の努力をしている。しかし、どのような道を選ぶにしても、恐らく避けられないのは、これまでよりも「死」が私たちの身近になるということだ。
封じ込めを優先すれば、経済的な困窮による死者が増えるだろう...
今回のコラムは、「経営者の監視ができる仕組み」に関する現行のコーポレートガバナンス制度の有効性を前提としつつ、経営者の不正がなくならない原因について考えを述べてみたい。