工作機械大手の牧野フライス製作所に対し、同意なき買収を提案しているモーター大手のニデックによるTOB(株式公開買い付け)が4月初めに始まった(5月8日にTOB撤回を発表)。その陰に隠れる形になったが、同じ工作機械業界で海外投資ファンドが関与する大型の資本業務提携があった。
自動旋盤を主力とする工作機械中堅のスター精密は、米投資ファンドのタイヨウ・パシフィック・パートナーズから36%強の出資を受け入れると発表した。タイヨウはスター精密の第三者割当増資を約250億円で引き受け、筆頭株主となる...