工作機械大手の牧野フライス製作所に対し、同意なき買収を提案しているモーター大手のニデックによるTOB(株式公開買い付け)が4月初めに始まった(5月8日にTOB撤回を発表)。その陰に隠れる形になったが、同じ工作機械業界で海外投資ファンドが関与する大型の資本業務提携があった。
自動旋盤を主力とする工作機械中堅のスター精密は、米投資ファンドのタイヨウ・パシフィック・パートナーズから36%強の出資を受け入れると発表した。タイヨウはスター精密の第三者割当増資を約250億円で引き受け、筆頭株主となる...
2025年4月のM&A件数(適時開示ベース)は前年同月比7件増の102件となり、3カ月連続で前年同月を上回った。取引総額は9467億円と、前年同月を38.6%上回った。
米アクティビスト(物言う株主)ファンドのダルトン・インベストメンツが、フジ・メディア・ホールディングス(HD)に抗議を込めた書簡を送った。第三者委員会の設置と信頼回復に向けた対応を強く求めた内容だ。ダルトンとは、どんなアクティビストなのか?
2024年の飲食業界は円安に伴う原材料や人件費、エネルギー価格の上昇などにより厳しい経営環境が続いたものの、コロナ禍の影響が薄まり、大手は業績を回復させたところが多く、外食・フードサービス業界を対象にしたM&Aは活況だった。
電子マンガ配信サイト「めちゃコミック」を傘下に持つインフォコムが米投資ファンドのブラックストーンに買収されると報道されている。同社はこれから3年間で1兆5000億円を日本企業に投資する方針だ。日本でのM&A攻勢を強めるブラックストーンとは?