2024年の国内健康補助食品・サプリメント業界は「逆風」が吹き荒れた1年だった。2024年3月に小林製薬の紅麹問題が発覚。死亡者まで出したこの事件は、成長する一方だった健康補助食品・サプリ市場に冷水をかけた。民間調査会社の調査によると、2024年の国内サプリメント市場は前年比1.4%減の約1兆606億円と、10年ぶりのマイナス成長となりそうだ。 中小企業が多い健康補助食品メーカー、M&Aで救済加速も
紅麹問題で揺れた機能性表示食品は、一足先に登場した特定保健用食品よりも安価で迅速に認可されるため、中小企業の参入が相次いだ...