陸運・倉庫業を対象とするM&Aがハイペースで推移している。今年の件数は21件(適時開示ベース)と、半年余りで前年(22件)にほぼ並んだ。背景にはトラック運転手の残業規制で輸送力不足が起こる物流の「2024年問題」がある。このままいけば、2022年の年間30件を超える過去最多圏が見込まれる。
上場企業に義務付けられている適時開示情報をもとに、M&A Onlineが集計した。M&Aの総件数はここまで前年比18%増の650件(7月22日時点)と高水準を維持しているが、その中で陸運・倉庫業関連も件数を伸ばしている...