2024年、アニメや映画、ゲームなどのエンターテインメントコンテンツを軸にしたコンテンツ産業の動きが注目された。買い手となるのは、テレビ局や映画会社、大手ゲーム会社。いずれもコンテンツIP(知的財産)を獲得し、ヒット作を創出、グッズ販売やゲーム化、アニメ化などにビジネスを展開して、海外市場の開拓も積極的に進めている。こうしたビジネスモデルのなかで不足する経営資源をM&Aで補っていくのが基本戦略だ...
2024年のIT・ソフトウエア企業を対象にしたM&Aは前年比14件の294件(12月19日時点)と活発に動いた。増加の背景にあるのは人手不足の問題。IT・ソフトウエア業界では旺盛なDX(デジタルトランスフォーメーション)需要により、人材需給がタイトになっている
「産業のコメ」とも呼ばれる半導体。ロジックやメモリー、パワーなど、あらゆる電子機器や工業製品に組み込まれ、その動向が世界経済を動かす。国内半導体は衰退したと言われているが、特殊な半導体や素材、製造装置では競争力を維持しており、M&Aも進む。