2024年の飲食業界は円安に伴う原材料や人件費、エネルギー価格の上昇、さらにはコロナ禍に対する支援策の縮小・終了なども重なり厳しい経営環境が続いた。
東京商工リサーチによると、2024年1~10月の飲食業の倒産(負債1000万円以上)件数は前年同期比12.7%増の820件となり、2020年1~10月の730件を抜いて過去最多。コロナ禍関連の倒産は385件(同16.6%減)と減少しているものの、物価高倒産が49件と最多を更新したほか、人手不足に関連した倒産も43件に達し、2025年も厳しい経営環境が続くと見通している...