【日本電産】(1)積極的M&Aで成長する企業の歩みと今後
国内企業によるM&Aを語る上で欠かせない日本電産。日本電産がM&Aの巧者である理由について検証したい。
M&A Online
| 2016/2/19
2016.02.19
そこで重要となるのが海外戦略である。近年でこそ、アサヒによる巨額な海外投資が目を引くが、振り返ると海外戦略には大きな失敗があった。
91年、アサヒはビールの世界市場進出を目指し、オーストラリアでシェア第1位のビール会社、フォスターズ社(以下、フォ社)に対して840億円の出資を行った。フォ社への出資に伴う負債の金利分は、フォ社からの配当で賄うはずであったが、実際は配当どころではなかった。経営内部の対立で経営再建もできず、結局、97年にアサヒは保有していたフォ社株の大半を売却してしまったのだ...
国内企業によるM&Aを語る上で欠かせない日本電産。日本電産がM&Aの巧者である理由について検証したい。
投資用不動産販売や不動産賃貸管理などを行うグループ企業のシノケン。 M&Aによって異業種の介護事業にも参入。そのM&Aをたどる。
2015年10月2日、ワタミは「ワタミの介護」の売却を決めた。譲渡先は損保ジャパン日本興亜ホールディングス。ワタミのこれまでのM&A戦略を振り返る。
テンプスタッフは、積極的にM&Aを実行している企業の一つである。上場前から活発にM&Aを行っていたが、当時のM&Aは主にフランチャイジーを整理するためと見られる合併や買収であった。