【識学】買収したプロバスケチームが黒字に 投資も活発化

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M&A事業を強化

識学は、スポーツや投資のほかにも数多くの分野で連携や新事業への参入実績がある。同社は202年2月4日にM&Aプラットフォームの開発、運営を手がけるDecillion Capital(東京都千代田区)と業務提携した。

Decillion Capitalは、2020年に監査法人や投資銀行、M&Aアドバイザリー会社、PE(プライベートエクイティ-)ファンドなどでM&Aの経験のあるメンバーが立ち上げたベンチャー企業で、今回の提携で、両社のノウハウとビジネス基盤を活用し、それぞれのビジネスを拡大するとともにM&A領域での新商品、新サービスの共同開発などに取り組むという。

識学は2021年11月にM&A分野でフィナンシャルアドバイザーFA)業務を始めたばかりで、Decillion Capitalとの提携はこの延長線上にある。

これに先立つ2019年に、M&A顧問サービス(現 経営者のためのM&Aトレーニング)を開始し、経営者がM&Aの実施について判断できるようにするための支援を行ってきた。このサービスを受けた企業からフィナンシャルアドバイザー業務を求める声が高まってきたこともあり、同分野に参入を決めたという。

2020年8月にはシステム開発、運用子会社のシキラボ(東京都品川区)による株式交換を通じて、モバイルアプリ、ゲーム開発のMAGES.Lab(東京都新宿区)を子会社化した。SaaS(サービスとしてのソフトウエア)型サービスやシステムの受託開発を進めるための人材を確保するのが狙いだ。

識学の沿革と主なM&Aなど
2015 識学を設立
2017 評価制度構築事業(マネジメントコンサルティングサービス)を開始
2017 マネジメントコンサルティングサービスをスポーツ分野で開始
2017 識学クラウド組織診断事業(プラットフォームサービス)を開始
2019 東京証券取引所マザーズ市場に上場
2019 M&A顧問サービス(現 経営者のためのM&Aトレーニング)を開始
2019 ファンド(識学1号投資事業有限責任組合)を設立
2020 プロバスケットボールチーム「福島ファイヤーボンズ」を運営する福島スポーツエンタテインメントを子会社化
2020 モバイルアプリゲーム開発のMAGES.Labを子会社化
2020 営業支援事業を手がけるSurpassを持分法適用関連会社化
2020 投資先のジオコードが東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に上場
2021 投資先のアイドマ・ホールディングスが東京証券取引所マザーズ市場に上場
2021 不動産事業のハウスドゥと業務提携
2021 フィナンシャルアドバイザーFA)業務を開始
2022 M&Aプラットフォームの開発、運営のDecillion Capitalと業務提携

M&A Online編集部

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