投資の分野では、10%未満の出資にとどめ、IPOやM&Aによって利益を得るためのベンチャーキャピタルファンドと、議決権の33.4%以上を獲得し経営に深くかかわることで利益を得るハンズオン支援ファンドの二つのファンドを運営している。
ベンチャーキャピタルファンドが先行したこともあり、これまでに2件のIPOが実現した。一つは、2020年11月に東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に上場したジオコード...
セブン&アイ・ホールディングスが2006年に2000億円超で完全子会社化した「そごう・西武」を売却することが明らかになった。祖業のスーパーマーケットからコンビニエンスストアへの進出は大成功だった同社が、なぜ百貨店事業で大きくつまずいたのか?
国産ロジック半導体の「最後の砦」であるルネサスエレクトロニクスはM&Aで誕生した。しかも、その生い立ちは暗い。1989年には日の丸半導体が世界を席巻したが、30年余りで日本企業の撤退が相次いだ。その「撤退戦」を引き受けたのがルネサスだった。
ロート製薬が、およそ1年半ぶりにM&Aに乗り出した。痔の治療薬を手がける天藤製薬を子会社化するもので、一般用医薬品事業領域の拡大を掲げる2030年ビジョン実現の一環だ。今後は他の事業領域でのM&Aもありそうだ。