【識学】買収したプロバスケチームが黒字に 投資も活発化

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写真はイメージです

ファンド組成後1年半で2社が上場

投資の分野では、10%未満の出資にとどめ、IPOやM&Aによって利益を得るためのベンチャーキャピタルファンドと、議決権の33.4%以上を獲得し経営に深くかかわることで利益を得るハンズオン支援ファンドの二つのファンドを運営している。

ベンチャーキャピタルファンドが先行したこともあり、これまでに2件のIPOが実現した。一つは、2020年11月に東京証券取引所JASDAQスタンダード市場に上場したジオコード。

同社はWeb広告や、ネットでの検索結果で特定のWebサイトが上位に表示されるように調整するSEO(検索エンジン最適化)対策事業などを手がけており、増収増益基調にある。

識学ではこのIPOについて、同社のコンサル手法が上場に向けた組織運営と親和性があることを証明する一つ実績であると胸を張る。

第二号のIPOは2021年6月に東京証券取引所マザーズ市場に上場したアイドマ・ホールディングス。

同社は中小企業向けに営業戦略の立案や実行、検証、改善提案などを行う営業支援や、営業 DX(デジタルトランスフォーメーション=デジタル技術による仕事の変革) ツールの開発や活用支援を手がけており、こちらも増収増益基調にある。

ファンドを立ち上げてからわずか1年半でIPOが2件になったことから、識学のコンサル手法が有効であると強調する。

もう一つのハンズオン支援ファンドでも、2020年10月に営業支援事業を手がけるSurpass(東京都品川区)の株式19.5%を取得し、持ち分法適用関連会社化した。

同社は大企業の顧客に対し、再現性のある営業活動の仕組みの構築を支援しており、識学が組織改善に取り組むことで、Surpassの成長を加速させるとともに、識学がこれまで経験のなかった従業員200人以上の大企業向けのビジネスを開拓する計画だ。

M&A Online編集部

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