【ニチモウ】事業分割とM&Aで「100 年成長」の水産商社

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主力の石油事業を切り出す

同社が食品事業に力を入れた背景には、主力事業の分割もあった。潤滑油の販売から始まった「キグナス」ブランドの石油事業は「キグナス石油」として成長する。1949年には石油元売業者の指定を受け、キグナスマークのガソリンスタンドを展開。1958年には子会社の「日網石油精製」を設立し、石油精製事業にも乗り出す。

しかし、多額の設備投資を必要とする割に利益率が低い石油事業は、次第に経営の重荷になっていく。そこで1971年に新会社の「キグナス石油」を設立し、売上高の大半を占めていた石油部門を分離する...

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