【フルサト工業】M&Aで誕生するかグループの新中核企業
フルサト工業が2020年1月に6日に、ほぼ3年ぶりにM&Aに踏み切った。だが、2020年3月期の業績に与える影響は軽微なため、インパクトは小さい。関心は早くも次のM&Aに移っているとも言えそうだ。
M&A Online
| 2020/1/23
2020.01.23
同社が食品事業に力を入れた背景には、主力事業の分割もあった。潤滑油の販売から始まった「キグナス」ブランドの石油事業は「キグナス石油」として成長する。1949年には石油元売業者の指定を受け、キグナスマークのガソリンスタンドを展開。1958年には子会社の「日網石油精製」を設立し、石油精製事業にも乗り出す。
しかし、多額の設備投資を必要とする割に利益率が低い石油事業は、次第に経営の重荷になっていく。そこで1971年に新会社の「キグナス石油」を設立し、売上高の大半を占めていた石油部門を分離する...
フルサト工業が2020年1月に6日に、ほぼ3年ぶりにM&Aに踏み切った。だが、2020年3月期の業績に与える影響は軽微なため、インパクトは小さい。関心は早くも次のM&Aに移っているとも言えそうだ。