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【グローブライド】世界一の釣具メーカーが次に仕掛けるM&Aは

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東京五輪後はアジアでのクロスボーダーM&Aに注力か

東京五輪ブーム後の反動減や少子化から、国内市場は大きな成長は見込めない。2021年以降は海外市場に力を入れていくことになるだろう。現在の販売比率は国内が約7割、海外が約3割。ただ、アジア向けの販売が高成長を続けており、海外の潜在需要は大きい。アジア各国で所得増に伴ってレジャーとしての釣り人口が増えているのも追い風だ。

グローブライドは海外市場では高級品が主力だったが、最近ではアジアでのシェアを伸ばすために普及価格帯の商品の販売に力を入れている。普及価格帯の商品は利益率が低いため、販売量を増やさなくてはならない。手っ取り早いのは釣具などを取り扱う地場スポーツ用品店の買収だ。国内同様の小売店M&Aをアジアで展開する可能性が高そうだ。

関連年表

出 来 事
1955 リール(主として輸出用)の製造開始(社名:松井製作所)
1958 東京都中野区に「大和精工株式会社」を設立
1960 現本社所在地にリール生産工場を新設
1962 リールの国内販売を開始、現在地に本社移転
1964 ロッドの生産工場を新設
1966 アメリカ・ロサンゼルスに「ダイワ・コーポレーション」を設立
1969 商号を「ダイワ精工株式会社」に変更
1970 国内の生産拠点として、広島工場、栃木工場を新設(2000年、本社に統廃合)
  東京証券取引所市場第2部上場
1971 台湾・高雄市に「台湾太和股份有限公司」を設立(2007年、清算)
  現在地に「ダイワゴルフ株式会社」を設立
1972 ゴルフ用品の国内販売を開始
1973 オーストラリア・シドニー市に「ダイワ・ホワイトホールPty.リミテッド」(現Daiwa (Australia)Pty.Ltd.)を設立
1976 東京証券取引所市場第1部上場
1977 イギリス・スコットランド・ウィショー市に「ダイワ・スポーツ・リミテッド」を設立
1980 福岡県所在の釣具の小売業「株式会社フィッシング・ナカムラ」(現株式会社ワールドスポーツ)を子会社とする
  テニス事業に進出
  栃木県那須郡黒羽町に釣用品の製造販売「那須ダイワ株式会社」を設立
1984 フランス・ルアン市に「ダイワ・フランス S.A.」(現Daiwa France S.A.S.)を設立
1985 東京都所在の釣具の小売業「株式会社大八木商店」(現株式会社ワールドスポーツ)を子会社とする
  現在地に福利厚生サービスを担う「ダイワ総合サービス株式会社」(現株式会社デスコ)を設立
1990 ドイツ・ミュンヘンの郊外に「ダイワ・コルモランGmbH」を設立
  サイクルスポーツ事業へ進出
1995 「ダイワゴルフ株式会社」を吸収合併
  長野県南安曇郡豊科町に「信州ダイワ株式会社」を設立
  タイ・バンコク市に「ダイワセイコー(タイランド)Co.,リミテッド」を設立
2002 台湾・台中市に「大和事業股份有限公司」を設立
2004 香港に「達億瓦(香港)有限公司」を設立
2005 韓国・ソウル郊外に「韓国大和精工株式会社」を設立
  東京都所在の釣具の小売業「株式会社キャスティング」を子会社とする
  中国に「ゾンサン・ダイワ・スポーティンググッズ・リミテッド」を設立
  ベトナム・ダナン市に「ダイワ・ベトナム・リミテッド」を設立
2008 米国・ロサンゼルスに「ダイワ・ゴルフ・カンパニー」を設立
  神奈川県所在のスポーツ用品の小売業「ウインザー商事株式会社」を子会社とする
  群馬県所在のゴルフクラブの製造販売業「株式会社フォーティーン」を子会社とする
  釣用品のアフターサービス業務を独立し「株式会社スポーツライフプラネッツ」を設立
2009 商号を「グローブライド株式会社」に変更
  独の釣用品・スポーツ用品の販売会社、ダイワ・コルモランGmbHの株式を追加取得し100%子会社とする
2010 香港に「アジア・ダイワ(ホンコン)Co.,リミテッド」を設立
2012 シンガポールに「シンガポールダイワ」を設立
2013 中国に「トンガン・ダイワ・スポーティンググッズ・リミテッド」を設立
  東京都所在の倉庫荷役業、ダイワ物流サービス会社(現株式会社ロジスポ)を子会社とする
2014 イタリアに「ダイワ・イタリアS.r.l(イタリア)」を設立
2016 マレーシアに「ダイワ・スポーツ(M)SDN.BHD.」を設立


文:M&A Online編集部

この記事は企業の有価証券報告書などの公開資料、また各種報道などをもとにまとめています。


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