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【グローブライド】世界一の釣具メーカーが次に仕掛けるM&Aは

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1960年代から積極的に海外展開

欧米など海外市場で「ダイワ」ブランドが強いのには理由がある。早くからグローバル展開に手を付けていたのだ。創業から11年後の1966年に米ロサンゼルスで「ダイワ・コーポレーション」を設立したのを皮切りに、1971年に台湾で「台湾太和股份有限公司」を、1973年にオーストラリアで「ダイワ・ホワイトホールPty.リミテッド」(現・Daiwa (Australia)Pty.Ltd.)を、1977年に英スコットランドに「ダイワ・スポーツ・リミテッド」を設立。1970年代のうちに、米欧豪アジアへの布石を打つ。

さらに1984年にフランスで「ダイワ・フランス S.A.」(現・Daiwa France S.A.S.)を、1990年にはドイツで「ダイワ・コルモランGmbH」を設立し、欧州市場の強化を図った。1990年代後半からは経済成長が著しいアジア市場の開拓にも力を入れる。1995年にタイで「ダイワセイコー(タイランド)Co.,リミテッド」を、2002年に台湾で「大和事業股份有限公司」を、2004年に香港で「達億瓦(香港)有限公司」を、相次いで設立した。

2005年はアジア展開のピークの年となる。韓国に「韓国大和精工株式会社」を、中国に「ゾンサン・ダイワ・スポーティンググッズ・リミテッド」を、ベトナムに「ダイワ・ベトナム・リミテッド」を矢継ぎ早に設立した。

同社のアジア強化は止まらない。2010年に香港で「アジア・ダイワ(ホンコン)Co.,リミテッド」を、2012年にシンガポールで「シンガポールダイワ」を、2013年に 中国で「トンガン・ダイワ・スポーティンググッズ・リミテッド」を、2016年にマレーシアで「ダイワ・スポーツ(M)SDN.BHD.」を、それぞれ設立している。

2008年に米ロサンゼルスで「ダイワ・ゴルフ・カンパニー」を、2014年にイタリアで「ダイワ・イタリアS.r.l」を設立するなど、欧米市場にも手を抜いていない。こうした半世紀以上の地道な現地子会社の設立が、「世界のダイワ」ブランドづくりと同社の成長を支えてきたのだ。

地道な現地展開で海外市場をつかんだ(同社ホームページより)

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