となると、気になるのが福岡に続く今後の展開エリア。カクヤスが中長期のターゲットと位置づけるのは名古屋、仙台、札幌の3都市だ。いずれも現在は空白地帯だが、現地プレーヤーとの提携やM&Aも視野に入れて進出を検討するとしている。
忘れてはならないのが大阪。1997年に大阪府内に第1号店(吹田市江坂)を出店し、20年以上となるが、数は12店舗に過ぎない。「短期的に注力予定」とするのがほかでもない大阪だ。「カクヤスモデル」の拡充に向けてどうアクセルを踏み込むのか、関心が集まる...
「ドン・キホーテ」を展開する国内ディスカウントストア業界の最大手であり、市場シェアの約半分を占めるパン・パシフィック・インターナショナルHD 。もはや同業種で同社を脅かす者は存在しないと言っていいだろう。その原動力となったのが「M&A」だ。
ミアヘルサは2020年3月、ジャスダックに株式上場した。名前だけではどんな会社がにわかに分からないが、旧社名は日本生科学研究所。「日生薬局」ブランドで都内を中心に調剤薬局を展開する。その同社が上場後、早速、M&Aを繰り出した。
極楽湯ホールディングスが2019年、2020年と立て続けにM&Aを実施し、国内店舗数の増加と運営体制の強化を進めている。一方、中国ではフランチャイズを中心に店舗数を増やし、事業規模の拡大に取り組んでいく計画だ。
ニチモウは「浜から食卓まで」をカバーする水産専門商社として、2019年に会社設立100周年を迎えた水産専門商社だ。社名の由来となった漁網などの海洋事業をはじめ、幅広い事業を展開。そうした多種多様の事業は、同社が事業分割とM&Aで育ててきた。