藤久の業績は苦戦が続いて久しい。それを象徴するのが店舗数だ。「クラフトハートトーカイ」をはじめとする店舗数は最盛期の2016年に496店舗と500店舗に迫った。現在は約380店舗で、この間、100を超える不採算店舗を閉鎖した。
2019年6月期まで売上高は5年連続で減少して200億円を割り込み、リストラなどの構造改革費用がかさんで最終損益も4年連続の赤字となった。2019年末には本社部門をスリム化するため、30人の希望退職者募集に踏み切った...
しゃぶしゃぶの「木曽路」や、焼肉の「大将軍」などを展開する木曽路が、コロナ後を見据えて攻勢に転じた。木曽路や大将軍などの出店拡大を計画しており、こうした今後の出店戦略を踏まえて、食肉加工会社を傘下に収めることにしたのだ。
クスリのアオキホールディングスがM&Aにアクセルを踏み込んでいる。買収ターゲットは地場の食品スーパー。その数は最近2年間で6件に上る。クスリのアオキは元々、食品販売を成長の原動力としてきたが、ここへきて攻勢を一段と強めている理由は。
出版業から脱皮し、「終活企業」に大変身を遂げた鎌倉新書<6184>。お墓、葬儀、仏壇、相続…。「終活のワンストップサービス」を旗印に、誰もが直面する終活への不安の解消を目指す。終活ビジネスの戦線拡大に向け、新たに介護に本格進出する。
2008年に日本ビクターとケンウッドが統合して誕生して以来、波乱万丈の経営が続いてきたJVCケンウッド。2020年3月期の売上高は約2913億円と、経営統合時の約8200億円に比べ3分の1近くまで縮小している。巻き返しのカギはM&Aだ。