エコスは現会長の平富郎氏が1957年に青果物の行商を始めたことを原点とする。1965年に、たいらや商店(1991年、たいらやに社名変更)を設立して法人化。1977年にスーパー事業に進出し、東京のベッドタウンである多摩ニュータウンに1号店を開店した。東京・多摩地区では「たいらや」の名前が今も広く浸透している。
現在は群馬県を除く関東一円に店舗(一部福島県を含む)を展開し、その数は113店舗。内訳は東京16、千葉8、神奈川3、埼玉17、栃木31、茨城35、福島3...
ニチモウは「浜から食卓まで」をカバーする水産専門商社として、2019年に会社設立100周年を迎えた水産専門商社だ。社名の由来となった漁網などの海洋事業をはじめ、幅広い事業を展開。そうした多種多様の事業は、同社が事業分割とM&Aで育ててきた。
東宝の歴史はM&Aの歴史だ。1932年に阪急電鉄創業者の小林一三氏が東京宝塚劇場を設立、これが「東宝」の語源である。設立早々に東急を立ち上げた五島慶太氏から渋谷・道玄坂の東横映画劇場を買収したのを皮切りに、映画産業内でのM&Aを加速する。
京成電鉄は東京、千葉、茨城をエリアとし、鉄道・バスの運輸事業を中核に「総合生活企業グループ」を旗印する。関東私鉄大手9社で連結売上高は最下位だが、鉄道の営業距離は東武、東京メトロ、西武に次ぐ。10月には関東鉄道を連結子会社化する。