足元のエコスの業績はどうなのだろうか。
2020年2月期の業績予想は売上高3.2%増の1250億円、営業利益3.6%増の40億円、最終利益24.3%増の24億円。3年連続の増収・営業増益、2年ぶりの最終増益となる。店舗数は現在113だが、過去5年間も店舗のスクラップアンドビルドの結果、ほぼ横ばいで推移している。
現在、エコスを率いる平邦雄社長は2006年、38歳の若さで創業者・現会長の富郎氏からバトンを受けた。早稲田大学商学部を出て、ダイエーで3年間勤務した後、エコスに入社した...
ニチモウは「浜から食卓まで」をカバーする水産専門商社として、2019年に会社設立100周年を迎えた水産専門商社だ。社名の由来となった漁網などの海洋事業をはじめ、幅広い事業を展開。そうした多種多様の事業は、同社が事業分割とM&Aで育ててきた。
東宝の歴史はM&Aの歴史だ。1932年に阪急電鉄創業者の小林一三氏が東京宝塚劇場を設立、これが「東宝」の語源である。設立早々に東急を立ち上げた五島慶太氏から渋谷・道玄坂の東横映画劇場を買収したのを皮切りに、映画産業内でのM&Aを加速する。
京成電鉄は東京、千葉、茨城をエリアとし、鉄道・バスの運輸事業を中核に「総合生活企業グループ」を旗印する。関東私鉄大手9社で連結売上高は最下位だが、鉄道の営業距離は東武、東京メトロ、西武に次ぐ。10月には関東鉄道を連結子会社化する。