実は、アシックスは北米市場でここ数年来、苦戦を強いられている。2018年12月期の北米の売上高は751億円。ランニングシューズの販売低調などで10%を超える落ち込みとなった。海外売上比率は70%を超えるが、地域別では欧州の1056億円に大きく見劣りする。
同社は昨年2月、中期経営計画「AGP2020」(2016~2020年)を修正した。当初計画では最終年度の2020年12月期に売上高7500億円を掲げていたが、5000億円に減額した...
ヤフーとLINEの経営統合で注目されているZホールディングス(ZHD、旧ヤフー)。2019年には売り買いともにM&Aが加速している。旧ヤフー時代からM&Aで事業を拡大してきたZHDだが、このところの大型M&Aは事情が異なる。何が狙いなのか。
ストライプインターナショナルは衣料品の製造・販売を手がける国内3位のアパレルSPA企業だ。だが、成長余地が少ない国内アパレル市場は厳しい。2018年11月に予定していた株式上場を延期している。同社が成長を続けるにはM&Aを活用するしかない。
ヒューリックが不動産事業で新規領域の開拓にアクセルを踏み込んでいる。後発ながら、ここへてき攻勢を強めているのがホテル。6月、「浅草ビューホテル」など20ホテルを運営する日本ビューホテルを買収することを決めた。