アシックス＜7936＞、ランニングイベント受託運営のアールビーズを子会社化

アシックスは、大会エントリー（登録）などランニング情報のポータルサイト「RUNNET」を運営するアールビーズ（東京都渋谷区。売上高19億9000万円、営業利益△4億6100万円、純資産18億円）の株式65％を取得し、子会社化することを決めた。重点戦略に掲げる「ランニングでNo.1」の実現に向けた取り組みの一環で、ランナーとの接点拡大などにつなげる。取得価額は非公表。取得予定日は2022年8月31日。

アールビーズの残る35％の株式は日本テレビホールディングス（HD）が取得することになっており、共同でアールビーズの経営にあたる。

アールビーズは1975年に設立し、国内ランニングイベントの受託運営や企画開発でリーディングカンパニーとされる。同社運営のランニングポータルサイト「RUNNET」は累計登録者数350万人超で、日本最大級を誇る。レース登録事業では年間約2000大会を手がける。月刊誌「ランナーズ」（1976年創刊）も発行している。

アシックスが展開するOneASICS（メンバーシッププログラム）会員やRunkeeper（ランニングトラッキングアプリ）ユーザーに対して、アールビーズが手がけるランニングイベントへの参加を促す一方、RUNNET会員にアシックス製品・サービスを利用してもらうなどの相互送客を進める。

また、メディアパートナーとなる日本テレビHDは傘下企業を通じてフィットネスクラブ「ティップネス」などを運営しており、各種の連携を推し進める。