【まとめ】M&A戦略の真価は、道半ば

エー・ピーカンパニーは、積極的に新規出店をしながら、国内及び海外の販売形態の多角化と出店エリアの拡大を図っている。それと並行して戦略的にM&Aを活用しながら売上を大幅に増加させ、企業の持続的成長を果たしている。こうしたことから、M&A戦略は規模の拡大面においては成功しているといえる。特に、エー・ピーカンパニーとしてシナジー効果を発揮できる外食・食品関連のM&Aをメインターゲットにしており、明確な戦略に基づきM&Aを実施している企業といえる。

国内では、2016年10月に塚田農場より客単価の低い新業態の焼き鳥居酒屋(やきとりスタンド、やきとりスタンダード)の展開をスタートさせ、海外では、2017年4月にインドネシアのジャカルタ市内に初のインドネシア店舗「美人鍋 塚田農場」を出店した。今後も国内及び海外において、既存事業の拡大・強化、販売形態の多角化と出店エリアの拡大、新規事業の推進という基本方針を進めていく。ただ、それが利益の維持・増加という効果に結びつくには、さらなるコストダウンと効率化、人材の育成等が求められる。

同社は長期的な目標としてき居酒屋などの既存事業で500億円、海外展開・生産流通・販売など新規事業で500億円、計1,000億円規模の売上を目指している。そのなかで、戦略的なM&Aの取り組みにも期待していきたい。

この記事は、企業の有価証券報告書などの開示資料、また新聞報道を基に、専門家の見解によってまとめたものです。

文:M&A Online編集部