M&Aの交渉に欠かせないアドバイザー。筆者の定義するアドバイザーとは売手か買手、どちらか片方につくことを指す。
ただし、日本の中小企業型(事業引継型)M&Aのケースでは両社の間を取り持ついわゆる「仲介」が一般的であり、彼らもアドバイザーと呼ばれている。筆者個人的には仲介型ビジネスに対して思うところもあるのだが、今回は一定のサイズ以上のディール(取引)で行われる前者の「アドバイザー」としての交渉スキル、エピソードについて述べる...
溶接加工のセイワ工業は、産業機械や工作機械向け部品の機械加工を手がけるカスカの全株式を取得し子会社化した。カスカの後継者が不在だったため事業承継による町工場の支援策として実施した。