M&Aにおいて「秘密保持」は必ず守らなければならないルールの一つです。一度情報が漏洩すると止めることは至難の業です。実はこの「秘密」は譲渡企業側から漏れるケースが多いことをご存知でしょうか。
K社は財務内容も良く、従業員に資格保有者も多数いるなど、これならすぐにお相手が見つかるだろうという優良案件でした。その会社を初めて訪問した際に、社長の口から驚く発言がありました。
「今回の譲渡の話しはもう従業員に説明して了解を得ているから大丈夫だ。後はよろしくお願いします」と...
M&Aという言葉が中小企業にも浸透してきており、かつ譲受(買手)希望で相談に来る企業数はかなり多い。その中で、実際にトップ面談にいたる企業はどれくらいだろうか。