【中小企業のM&A】売手・買手の心理…「あるある」
M&Aには売手、買手の様々な事情や思惑が絡むケースが多いという話をした。そこ今回はディールの現場でよく直面するM&A「あるある」について売手と買手の心理に分けて述べてみたい。
M&A Online
| 2019/6/10
2019.06.10
③交渉を成立させる心構え
A:相手が提示した価格の背景にある考え方を推測する
M&Aで最終的に論点となるのはやはり価格。その際に大切なのは、相手が主張する価格の背景にある考え方を理解しようとすること。各々が相手方の背景にある考え方を理解したうえで、どこまで歩み寄れるのかを検討していくことになる。相互満足を得るのが基本スタンスであるのはいうまでもない...
M&Aには売手、買手の様々な事情や思惑が絡むケースが多いという話をした。そこ今回はディールの現場でよく直面するM&A「あるある」について売手と買手の心理に分けて述べてみたい。
日本政策金融公庫は「金融機関に経営課題を相談した中小企業は、金融機関に相談しなかった中小企業よりも事業承継問題に直面している企業が多い」という論文をまとめた。
業績が良いということは、会計上(損益計算書の世界)で利益があがっていることとイコールではない。大企業と違って資金力の乏しい中小企業にはキャッシュフロー管理の感覚が必要だ。