事業承継前に「経営改善」と「組織活性化」に取り組む理由とは
企業が成長・発展していくためには、事業承継前に経営改善や組織活性化を行う必要があります。今回は事業承継前に経営改善と組織活性化に取り組んでいる企業の事例を取り上げます。
和田 純子
| 2018/12/27
2018.12.27
現在は発起人が1人でも会社を設立できますが、1990年の商法改正以前では、設立時の発起人(出資者)は最低7人が必要でした。そこで、業歴の長い会社では、実際に出資はせずに親族、従業員、知人などから発起人の名前だけを借りることがよく行われていました。いわゆる「名義株」です。
法的には、実際に出資した株主が権利を持つのですが、時間が経過するにしたがって、そうした事実関係を証明することが難しくなってきます。
企業が成長・発展していくためには、事業承継前に経営改善や組織活性化を行う必要があります。今回は事業承継前に経営改善と組織活性化に取り組んでいる企業の事例を取り上げます。
事業承継を行う前準備として、経営者は引退後にやりたいことを記した今後の人生プランを立てるほかに、次世代の経営を担う後継者を選定し、育成しておく必要があります。