人口減少や少子化などで国内市場が縮小に向かう中、中小企業を取り巻く経営環境はますます厳しさを増すことが予想される。持続的な成長基盤の構築に向けて、新技術の取り込みや人材確保を目的としたM&Aは中小企業にとって重要な選択肢の一つだ。
今後の自社の発展を見据えて強い信念をもってM&Aに取り組んだ会社が長い目で見れば、他社との差別化や業界内での生き残りを実感できることになるのではないだろうか。企業経営者であれば誰しも自社の発展の方策について昼夜を問わず考え、もがき苦しんでいると思う...
今回のコラムでは、M&A後の体制整備として社長と経理の奥様が一緒に引退した後に、経理体制を経理担当を雇用することなく効率的に作る手法(実体験記)をお伝えします。
企業における資金は人間の血液と同じで、企業を資金循環の観点から見ると、資産は回転させることで収益を生み、回しぬくことで経費となって財務状態は健全化する。