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【積水ハウス】海外市場の開拓に注力 M&Aも視野に

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積水ハウス本社の入る梅田スカイビル(大阪市)

そこで米国で住宅販売事業に参入するため、米国西部を中心に住宅販売事業を手がけ、これまでに累計で4万戸以上の住宅販売実績のあるウッドサイド・ホームズを2017年2月に買収した。積水ハウスとウッドサイド・ホームズの両社は幅広い商品を持ち、環境に配慮した住宅の販売も行っており、こうした経験とノウハウを活かして、米国事業を拡大していく計画だ。 

ウッドサイドホームズの買収当時の売上高は682億円、営業利益は53億円。第4次中期経営計画の目標である3561億円の増収、459億円の増益に対しては、このM&Aだけで、計算上は売上高で19.2%、営業利益で11.5%を達成したことになる。 

新たなM&Aなども視野に

第4次中期経営計画によると、海外市場の開拓による「国際ビジネス」の育成のほかにも従来の3事業それぞれに戦略がある。「請負型ビジネス」は環境に配慮した住宅や鉄骨戸建住宅、木造住宅をはじめ、3、4階建ての賃貸住宅などの拡販に取り組む。

「ストック型ビジネス」ではリフォームやリノベーション(大型リフォーム)に力を入れるとともに不動産仲介事業を強化する。「開発型ビジネス」ではスマートタウンの開発、環境配慮型マンションの拡販などを進める。 

これら3事業に新たに第4の柱として「国際ビジネス」が加え目標を達成する計画で、今後ウッドサイド・ホームズに次ぐ新たなM&Aなども視野に入ってきそうだ。 

積水ハウスの部門別売上高推移(億円)

事業 2016年1月期 2017年1月期 2018年1月期
戸建住宅事業 3,937 3,831 3,711
賃貸住宅事業 4,006 4,403 4,428
リフォーム事業 1,344 1,334 1,368
不動産フィー事業 4,487 4,691 4,898
分譲住宅事業  1,374 1,420 1,554
マンション事業 814 661 774
都市再開発事業 930 1,304 1,037
国際事業 895 1,821 3,067
その他 797 800 751
合計 18,588 20,269 21,593


M&A Online編集部

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